スマホでフィギュアを綺麗に撮影するコツをまとめてみました

スマホでフィギュアを綺麗に撮影するコツをまとめてみました

スマホでフィギュアを綺麗に撮影するコツとカメラの設定についてまとめておきます。

スマホで撮影した写真

Pixel4a(726px)
撮影機材:Pixel4a

Google「Pixel4a」で撮影した写真をRAWデータで保存して、PCのLightroomで現像しました。

背景にはダイソーで購入した包装紙、PCモニター、カーテンを使用していますが、専用の照明や三脚等の特別な撮影機材は何も使用していません。全て自然光とレフ版だけで撮影しているので、基本的にはスマホとフィギュアがあれば誰でも撮影することができます。

カメラの設定

カメラアプリを立ち上げて、オプション項目から設定して下さい(機種によって設定できる項目や変更方法は異なるので、やり方は説明書や公式サイトのヘルプで確認して下さい)。

最高画質で保存

できるだけ綺麗に撮影したいので、写真は必ず最高画質(高解像度)で保存して下さい。

カメラの写真解像度を選択

機種によっては、RAWデータで保存することもできます。

RAWデータで保存できる機種もある

jpgでしか保存できない機種でも、無料のAdobe Lightroomアプリを使えば、RAWデータで保存することができます(ISO感度とシャッタースピードの調整も可能)。ただ、僕が使っているPixel4aの場合は、純正のカメラアプリよりAF性能が大幅に低下していたので、マクロ撮影には不向きでした。

参考:はじめてのモバイル版Lightroom | Adobe Photoshop Lightroom

RAWって何?jpgと何が違うの?という方は、下記の記事を参考にして下さい。

参考:RAWデータとは | SONY
参考:RAW画像とは? | Canon
参考:JPEGとRAWの違い | Nikon

2倍ズームで撮影

望遠レンズを搭載しているハイエンドモデルを除いて、一般的なスマホの画角は「26mm(35mm換算)」前後となっています。撮影距離を意識せず撮影すると、パースのきつい歪んだ写真になってしまうので、2倍ズームで撮影する方法がおすすめです(35mm換算で52mm相当)。

2倍ズームで撮影

もちろん、2倍以上のズームで撮影しても構いません。ただ、スマホは基本的にデジタルズームなので、ズームする程画質が劣化するので注意して下さい(個人的には2~3倍ズームが目安)。

参考までに、顔が大体同じ大きさで写るようにズームして撮影した写真で比較してみます。

下記はズームなしで撮影した写真です(35mm換算で27mm相当)。

標準(35mm換算で27mm相当)

下記は2倍ズームで撮影した写真です(35mm換算で54mm相当)。

2倍ズーム(35mm換算で54mm相当)

下記は3倍ズームで撮影した写真です(35mm換算で81mm相当)。

3倍ズーム(35mm換算で81mm相当)

ズームなしで撮影した写真は、パースが強くついて頭でっかちになっていますが、2~3倍ズームで撮影した写真は、歪みがほとんど気にならないと思います(撮影距離が長くなるため)。

ズーム機能を使って撮影するのは、単純に歪みを気にせず撮影できるからです。

フィギュア撮影にオススメのレンズについて考えてみた

フィギュア撮影にオススメのレンズ

2020.04.20

撮影モードは標準

最近のカメラには、「ポートレート」や「夜景」モードが搭載されていますが、フィギュアを撮影する時は、「標準」モードがおすすめです。

ポートレートモードを使えば、背景がボケてカッコ良く見えますが、スマホの場合は画像処理でボカしているだけなので、境界線が曖昧になることが多々あるからです。また、夜景モードを使うと、必要以上に明るい部分が抑えられたり、暗い部分が持ち上げられることがあるからです。

例えば、ポートレートモードで撮影した下記の写真は、本来ボケていなければいけない箇所にもところどころピントが合っています。ぱっと見綺麗に見えるかもしれませんが、よく見ると不自然です。

スマホのポートレートモード

ちなみに、RAWデータは撮影モードの影響を受けませんが、モードによってはRAWデータを保存できないので注意して下さい(PixelシリーズのポートレートモードはRAWデータを保存できない)。

F値・ISO感度・シャッタースピード

一般的なスマホのカメラアプリでは、(恐らく)ISO感度とシャッタースピードは全てカメラ任せになりますが、先程紹介したAdobe Lightroomアプリを使えば、任意の値に調整することができます。

ISO感度とシャッタースピードの調整
純正アプリ Lightroomアプリ
F値 固定 固定
ISO感度 AUTO 調整可
シャッタースピード AUTO 調整可

ただ、日中の晴れた日なら、オートでも低ISO感度で撮影できるので、純正のカメラアプリで十分です。ISO感度が上がりすぎて、ノイズが目立つ様ならアプリの導入を検討してみて下さい。

参考:はじめてのモバイル版Lightroom | Adobe Photoshop Lightroom

フィギュア撮影における「ISO感度」「F値」「シャッタースピード」の設定

フィギュア撮影とカメラの設定「ISO感度」「F値」「シャッタースピード」

2017.04.07

ライティング

恐らく、スマホでフィギュアを撮影する方は、専用の照明や撮影機材は持っていないと思うので、今回は全て自然光とレフ版だけで撮影しています(最初に紹介した写真も全て自然光で撮影)。

この際、重要なポイントは1つ、レースのカーテンを閉めて大きな面光源を作ることだけです(レースのカーテンがついていない方は直接光が差し込む時間帯を避けて撮影して下さい)。

スマホ撮影のライティング

どこから光を当てればいいのか分からない方は、窓際でフィギュアを持って回ってみて下さい。カッコよく見える位置が必ずあるはずです。僕は鼻筋が綺麗に見える&髪の毛の立体感が強調されて見えるライティングが好みなので、斜光~サイド光の位置にフィギュアをセットしています。

後は、暗く感じる部分にレフ版を置いて、影を柔らかくしてあげるだけです(光を反射させて明るくするイメージ)。レフ版は、白い紙や鏡でも代用できます。

当たり前ですが、自然光の位置は変えられないので、背景紙をセットしたり、PCモニターをバックに撮影したい方は、先に撮影場所を決めてからセットして下さい。

撮影場所を決めてから背景紙をセットする

白背景の写真は、レースのカーテンのディテールが消えるまで露出を上げて撮影しています。また、黒背景の写真は、遮光カーテンのディテールが消えるまで露出を下げて撮影しています。

基本的にカメラオートで撮影すると、「白背景の場合は暗くなりすぎる」「黒背景の場合は明るくなりすぎる」傾向にあるので、白背景や黒背景で撮影したい時は露出の調整が必要になります。

参考:被写体を適正な明るさで撮影したい | SONY

逆光で白背景にする

ライティングで被写体の印象はほぼ決まるので、撮影する場所を変えたり、レフ版の位置を調整して試行錯誤してみて下さい。窓が2つある部屋なら、ライティングの幅はもっと広がります。

無料で使える写真素材&イラスト画像サイト一覧

2013.07.07

RAWデータから現像

僕はRAWデータをPCに取り込んでLightroomで現像しています。

RAWデータから現像

RAWデータから現像

と言っても、そこまで大きな変更を加えている訳ではないので、自分好みに仕上げてくれるカメラの設定があるなら、jpg保存でも十分です。また、多少のレタッチならjpgでも特に問題はありません。

ただ、極端にホワイトバランスや露出がずれている及びハイライトやシャドウを大幅に調整したい場合は、jpgでは階調が破綻してしまう可能性があるので注意して下さい。

僕の場合は、スマホの操作があまり得意ではないこと、使っているPixelシリーズが撮影時にほとんど設定を変更できないこと、スマホでレタッチするとディスプレイの明るさやカラーの調整に影響されてしまうこと、一度調整されたものを再度調整するぐらいなら最初からRAWデータを自分で現像した方が楽だったことから、PCでRAWデータを現像しました。

RAWデータを現像している僕が言うのもなんですが、撮影時に「モード」「ホワイトバランス」「露出」等の細かい調整ができる機種なら、jpgをレタッチした方が綺麗に仕上がると思います。

最後に

スマホでフィギュアを撮影するコツをまとめるとこんな感じです(一番重要なのはライティング)。

ポイント
  1. 最高画質で保存しましょう
  2. 2~3倍ズームで撮影しましょう(望遠レンズのある機種は望遠を使う)
  3. 部屋の照明を消して自然光で撮影しましょう
  4. より自分好みに仕上げたいならRAWデータを現像しましょう

画質は一眼に敵いませんが、ブログサイズやスマホで閲覧する分には十分すぎる画質だと思うので、スマホでフィギュアを撮影したい方は、自然光を利用して2~3倍ズームで撮影してみて下さい。

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2017.07.15
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