Peak Designのカメラバッグ「エブリデイ スリング 10L」レビュー

Peak Design「エブリデイ スリング 10L(v1)」レビュー

最初に書いておきますが、Peak Designの「エブリデイ スリング 10L(v1)」の販売は終了しています(現在は改良版の「エブリデイ スリング 10L(v2)」が販売されている)。

ただ、人気のあるモデルだったことや、v2になって若干デザインが変更されたこともあって、今でもv1の購入を検討している方もいると思うので、v1を1年半使ってみた感想をまとめておきます。

良かった点

エブリデイ スリング 10L(v1) 良かった点

正直、使い勝手や収容力については可もなく不可もなくといった感じなのですが、カメラバッグとしては凄くお洒落なデザインをしているので、持ち歩くのが楽しくなったことが一番良かった点です。

今でもこのカメラバッグよりカッコいいと思える商品は見つからないですし、もともと僕は使い勝手や収容力よりもデザイン性を重視して選んだので、その点については十分満足しています。特に、僕の様に撮影後にそのまま知り合いと観光したり遊んだりする方には重宝するはずです。

また、バッグの両サイドにはキャプチャーを取り付けられるベルトもついているので、ピークデザインの機材を愛用している方にもおすすめです。

悪かった点

ここからはずっと愛用してきたからこそ気になった点を紹介します。

自重でベルトが緩む

自重でベルトが緩む

レビューされている方もいるのですが、自重でアジャスターバックルのベルトが緩んできます。

僕はベルトがすっぽ抜けたことはありませんが、1回撮影に出かけたらベルトが少し緩んでいるのが分かるぐらいなので、下手したらベルトが外れる可能性もあるので注意が必要です。

参考:Peak Design EVERYDAY SLINGのベルトが緩む問題の対策キットの紹介 – studio popolog

ちなみに、公式サイトから申請すれば、対策キット「Sling Strap Lock Kit」を無料で送付して頂けますが、海外からの発送になるので時間がかかりますし、申請には購入証明書が必要になるので、僕の様にヤフオクやメルカリで中古を購入した場合は、申請できない可能性もあるので注意して下さい。

Peak Design購入証明書のアップロード

Peak Design購入証明書のアップロード

これから中古の購入を検討している方は、対策キットの有無は必ず確認して下さい。

また、ショップで購入する場合も対策キットの申請が必要になる可能性があります。

上着が擦れて傷む

上着が擦れて傷む

写真では少し分かりづらいかもしれませんが、バッグの表面は思ったよりもざらついています。

そのため、バッグと擦れた上着が傷みやすいと感じます。

僕も気づくのが遅かったのですが、新調したばかりの上着の背中部分がすぐに毛羽だっていたので不思議に思っていたのですが、原因はこのカメラバッグでした。

お洒落着で出かける時は注意が必要です。

収容力が低い

収容力が高くない

バッグが台形の形をしているので、長方形のバッグに比べて収容力は間違いなく落ちます。

僕が使っている機材ILCE-7RM2とSEL2470GMの組み合わせの場合、フードを逆向きにすれば中央にぎりぎり縦で入りますが、開口部裏側のポケットには厚手の物を入れることができなくなります。

また、前面部分の外ポケットにも収容スペースはありますが、ここに物を入れるとせっかくお洒落で綺麗な形をしているバッグが不格好になってしまうので使い勝手は悪いです。

他にも、底部には三脚を固定できるベルトがついていますが、僕が使っている三脚は重くて肩が痛くなるので使っていません。使えるのはゴリラポッド等の軽い三脚ぐらいだと思います。

収容力が低い

カメラバッグに収容力を求めている方には間違いなく不向きです。

ファスナーの開閉がスムーズにいかない

ファスナーの開閉がスムーズにいかない

僕は1年半使用していたのですが、ファスナーが外れてしまいました。

根元の縫い目もほつれてきているので簡単には修復できません。最初からカーブの部分に負荷がかかっているのは気づいていたのですが、正直こんなに早く壊れてしまうとは思いませんでした。

お世辞にも操作しやすいファスナーの設計ではないと思います。

自立しない

自立しない

底部が斜めになっているため、カメラバッグを置いた時に自立させることができません。

僕は基本的にバッグは背負ったままなので気になりませんでしたが、室内等でバッグを置くことが多い方には少し不便な気がします。場所によっては前面及び背面が汚れてしまいます。

scofield
気づいたら悪い点ばかり書いていますが、今でもこのカメラバッグは凄い気に入っています。ファスナーが壊れたので「エブリデイ スリング 10L(v2)」を購入しましたが、最後までもう一度v1を購入するか、v2にするかで悩んだぐらいです。

エブリデイ スリング 10L(v2)を購入しました

エブリデイ スリング 10L(v2)

デザインはv1の方が好みなのですが、v1の悪い点がいくつか改良されていたのでv2を購入しました。

ちなみに、僕はまだレビューできる程使ってはいないのですが、パッと見でもいくつか改良されているのが分かります(基本的な収容力はほとんど変わりません)。

例えば、ベルトの緩みが気になったアジャスターバックルが二重構造になりました。

v2のアジャスターバックル

メインファスナーがダブルジップになったので、内部へアクセスしやすくなりました。

ただ、相変わらずカーブしている部分に負荷がかかっています(開閉時に少しひっかかる)。

v2のファスナー

底部が平になったので自立出来るようになりました。

v2の自立

開口部は少し狭くなりました(v1の方がカメラを取り出しやすかった)。

特に両サイドは物が見え辛くなってアクセスし辛くなった気がします。

v2の開口

蓋裏のポケットは全て同じ大きさになりました(両サイドが大きかったv1の方が使いやすかった)。

v2の蓋裏ポケット

三脚取り付けベルトは取り外し可能なストラップに変更されました。

僕は三脚を取り付けることがないのでどちらでも構わないのですが、デザイン性と使い勝手どちらもv1の方が優れていた気がします。

v2の三脚取り付けベルト

ちなみに、生地は少し滑らかになっており、ショルダーベルトのクッション性も増した気はしますが、ベルトの位置が四隅に移動したせいで、背中へのフィット感が確実に下がっています(v1はバッグのやや中央よりにベルトが取り付けられていたので背中にフィットしていた)。

カメラバッグの半分が背中から浮いている感じがします。

購入した後に言うのもなんですが、価格も含めて自信を持っておすすめする気にはなれないというのが正直な感想です(デザイン性とフィット感が下がった点が特に気になる)。

最後に

僕は持ち運ぶカメラ機材が限られているので、完全にデザイン重視でカメラバッグを選んでいますが、実用性や収容力を求めている方には、他社のカメラバッグをおすすめします。

また、v1とv2で迷っているなら、デザインで選ぶべきだと思います。v2は改良されているとは言え、改悪されている部分もあるので、一概にv2の方が優れているとは言えないからです。

個人的には、ベルト緩みの対策キット「Sling Strap Lock Kit」があればv1を選びます(今更)。

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