缶コーヒーに含まれるカフェイン量についてまとめています。
一般的に缶コーヒーにはカフェイン量の記載がない
恐らく、ほとんどの方が今飲んでいる缶コーヒーに含まれるカフェイン量を知らないのではないでしょうか?
カフェイン量を売りにしているボスカフェインやキラーコーヒー等、一部の商品を除いて、一般的に缶コーヒーにはカフェイン量の記載がないからです。ボトル缶やペットボトルも同様です。
カフェイン量を知りたい時は、メーカー公式サイトで調べるしかありませんが、コカ・コーラ社の様に一切公開していないメーカーもあるので、分からない時は「内容量(100g) x 60mg」を目安にしてみて下さい。また、一般的な185g缶であれば、大体100mg前後のカフェインが含まれていると思って下さい。
ちなみに、エナジードリンクには「カフェインを多く添加した清涼飲料水(いわゆるエナジードリンクを含む)の表示に関するガイドライン」が設けられているため、成分表示には必ずカフェイン量が記載されています。
サントリーのコーヒーに含まれるカフェイン量比較
カフェイン量を公開されているサントリーの商品を一覧にしてみました。
缶コーヒー
商品名 | 内容量 | カフェイン量 【100gあたり】 | カフェイン量 【1本あたり】 |
---|---|---|---|
ボス カフェイン ホワイトカフェ | 245g | 82mg | 200mg |
ボス カフェイン キャラメルカフェ | 245g | 82mg | 200mg |
ボス カフェイン アーモンドカフェ | 245g | 82mg | 200mg |
ボス カフェイン カフェモカ | 245g | 82mg | 200mg |
プレミアムボス | 185g | 70mg | 130mg |
ボス ワールドジャーニー グアテマラ | 185g | 70mg | 130mg |
KILLER COFFEE 覚醒ビター BLACK | 245g | 64mg | 157mg |
ボス レインボーマウンテンブレンド | 185g | 60mg | 111mg |
ボス 優駿の微糖 | 185g | 60mg | 111mg |
ボス 地中海ブレンド | 185g | 60mg | 111mg |
ボス ダブルインパクト 微糖 | 185g | 60mg | 111mg |
KILLER COFFEE 覚醒スイート LATTE | 245g | 52mg | 127mg |
ボス 贅沢微糖 | 185g | 50mg | 93mg |
ボス ブラック エスプレッソ ブラジル | 185g | 50mg | 93mg |
ボス カフェオレ | 185g | 40mg | 74mg |
ボス 無糖ブラック | 185g | 40mg | 74mg |
最近話題になってるボスカフェインのカフェイン量が多いのは間違いありませんが、100g当たりに含まれるカフェイン量で言えば、ダイドーブレンドコーヒーにも同じ82mgが含まれています。
ボトル缶
商品名 | 内容量 | カフェイン量 【100gあたり】 | カフェイン量 【1本あたり】 |
---|---|---|---|
プレミアムボス 微糖 | 260g | 80mg | 208mg |
ボス シルキードリップ微糖 | 360g | 70mg | 252mg |
プレミアムボス ブラック | 390g | 60mg | 234mg |
ボス シルキーブラック | 400g | 50mg | 200mg |
ボス ブラック(特定保健用食品) | 280g | 28mg | 77mg |
ペットボトル
商品名 | 内容量 | カフェイン量 【100gあたり】 | カフェイン量 【1本あたり】 |
---|---|---|---|
クラフトボス 微糖 | 500g | 50mg | 250mg |
クラフトボス ブレンド珈琲 | 500g | 50mg | 250mg |
ボス とろけるカフェオレ | 500g | 40mg | 200mg |
ボス とろけるカフェオレ ビター | 500g | 40mg | 200mg |
クラフトボス ブラック | 500g | 40mg | 200mg |
クラフトボス 甘くないイタリアーノ | 500g | 40mg | 200mg |
クラフトボス ラテ | 500g | 30mg | 150mg |
クラフトボス ミルク珈琲 | 500g | 30mg | 150mg |
クラフトボス ビターキャラメルラテ | 500g | 30mg | 150mg |
クラフトボス バターキャラメルラテ | 500g | 30mg | 150mg |
クラフトボス トリュフショコララテ | 500g | 20mg | 100mg |
1本あたりのカフェイン量が200mgを超える商品には注意
知らずに飲んでいる方もたくさんいると思いますが、カフェイン量の記載がなく1本あたり200mgを超えるカフェインが含まれているボトル缶やペットボトルは注意が必要です。
日本では明確な基準が定められていませんが、欧州の評価を参考にすると、1回あたり200mgを超えるカフェイン摂取(体重70kgの大人で約3mg/kg体重)は、健康リスクを増加させる可能性があるからです。
欧州食品安全機関(EFSA)は、2015年にカフェインについてリスク評価を行っています。大人では、カフェイン摂取量が3 mg/kg体重であれば急性毒性の懸念はないとし、1回当たり200 mgのカフェイン摂取(体重70 kgの大人で約3 mg/kg体重)であれば健康リスクは増加しないとしています。
カフェインの過剰摂取について:農林水産省
個人差はありますが、ボトル缶やペットボトルをがぶ飲みしている方は要注意です。
ちなみに、国内で販売されているエナジードリンク1本当たりのカフェイン量は、モンスターエナジー500mlに含まれる200mgが最大です。200mgを超えるやばさがなんとなく想像できると思います。
1日のカフェイン摂取量上限ライン | |
---|---|
18歳以上の大人 | 400mg |
妊婦や母乳で保育している母親 | 200~300mg |
18歳未満 | 体重1kg当たり2.5~3mg |
最後に
缶コーヒーを愛飲している方は、一度自分が飲んでいる商品のカフェイン量を調べてみて下さい。
100ml当たりに含まれるカフェイン量で比較すると、エナジードリンクより缶コーヒーの方が多い可能性がありますし、ボトル缶やペットボトル1本に含まれるカフェイン量は、エナジードリンクより多い可能性もあります。
気づいていないだけで、カフェインを過剰摂取しているかもしれません。
僕の場合は、エナジードリンクを飲む機会が増えて缶コーヒーを飲む機会が減ったのですが、今思うと1日2~4本缶コーヒーを飲んでいた頃の方がカフェイン摂取量はやばかった気がします。
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