ネットでSWELLの評判を検索しても、デメリットは価格以外にほとんど出てこないので、僕が実際に3ヵ月使ってみて感じたデメリットをまとめておきます(あくまで個人的な感想)。
PageSpeed Insightsのスコア
SNS等では、PageSpeed Insightsのスコアを掲載して、「SWELLに変更しただけでスコアがめちゃくちゃ上がりました!SWELL爆速です」なんて投稿をよく見かけるのですが、SWELLに変更したからといって、必ずしもスコアが改善される訳ではありません。環境次第では、僕の様にスコアが落ちる方もいると思います。
SWELLに変更しただけでスコアが上がるのではなく、SWELLなら高速化のキャッシュ機能や遅延読み込み機能を利用して、スコアを改善することができるといった方が正しいです。
また、画像を最適化する機能はSWELLに備わっていないので、画像を圧縮したり、次世代フォーマットwebp
やavif
を利用する場合は、別途プラグインを追加する等して、ご自身で設定する必要があります。
ちなみに、僕は体感で遅いと感じなければ、そこまでスコアに拘る必要はないと思っています。
多機能すぎて初心者には設定が難しい
ただブログを書きたいだけの人にとっては、難しい設定が多い気がします。
中でも、高速化のキャッシュ機能や遅延読み込み機能は、エラーや不具合が起きやすいので注意して下さい。なんとなく「SWELL+高速化」等で検索して、出てきた設定をそのまま真似している方は要注意です。
動作環境や使用しているプラグインが異なれば、最適な設定もサイトによって異なるからです。
設定によっては、ウィジェットの分岐が効かなくなる。カスタマイザーの設定が反映されない。プラグインが正常に動作しない。等の不具合が起きる可能性もあるので、おかしいと感じた時は初期設定に戻して下さい。
使いこなすことができれば多機能で便利なテーマですが、使い方を覚えるのに少し時間がかかります。
アップデートでちょこちょこエラーが起きる
今でも新しい機能が追加されている&更新が続いているテーマなので、仕方ない部分もありますが、アップデートする度に小さなエラーがちょこちょこ起こります。
僕が気づいただけでも、3ヵ月の間に「クラシックエディターのタグが上手く挿入されない」「カスタマイザーのリストレイアウトが反映されない」「キャッシュのクリアボタンが反応しない」エラーが起きていました。
全て次のアップデートで修正されているので、そこまで気にはなりませんでしたが、エラーが起きているバージョンのSWELLに乗り換えた場合は、何が原因でエラーが起きているのか特定しにくいので少し厄介です。
また、クラシックエディター及びクラシックブロックで挿入した音声ファイルやギャラリーは、この記事を書いている時点でのSWELL最新版(2.5.9.4)でもレイアウトが崩れたままです。
一応書いておきますが、僕はテストブログでも試していますし、SWELLを過去のバージョンに戻すことでエラーが改善されているので、テーマのエラーだと判断しています。
初心者はフォーラムで質問しづらい
すごく便利なフォーラムなのですが、雰囲気的に使いづらい気がします。
また、不具合報告は開発者や他のユーザーにとっても感謝すべきことだと思うのですが、回答にもなっていない「~を確認しましたか?」「ググれば出てきます」等の返信を見ると少し残念に感じてしまいます。
個人的には、公式サイトのマニュアルやフォーラムで解決できないことを、どこの誰が書いたのかも分からない記事に解決方法を委ねるのは少し違う気がします。また、専用フォーラムがあるのに、ヤフー知恵袋にたくさん質問が投稿されているのは、恐らく同じ理由で質問しづらいと感じている方がいるからだと思います。
最後に
SWELLは有料テーマの中でも少し高額なので、購入してから「聞いていた話と違う」とならない様、僕が感じたデメリットばかりを書きましたが、メリットは書き出したらきりがありません。
気になる方は、SWELLの特徴 | WordPressテーマ SWELLを覗いてみて下さい。
価格やデメリットを考慮しても、間違いなくメリットの方が勝っていると言えます。
また、僕はシンプルなレイアウトにしているので、SWELLのカスタマイズ性の凄さを伝えることはできないのですが、「これSWELLで作ったの?」っていうぐらいお洒落なトップページを作っている方もたくさんいるので、使い方次第でめちゃくちゃ化けるテーマでもあります(そのデザインがブロガーに必要かどうかは疑問)。
ちなみに、僕がSWELLを選んだ理由は、乗り換えサポートプラグインが用意されていたことと、これから長く付き合っていける様な気がしたからです(面倒だからできるだけテーマを変更したくない)。
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