ヤフオクやメルカリに出品されている「PORTER(TANKER)」の状態を見極めるポイント

吉田カバン「PORTER(TANKER)」の中古を購入する時にチェックしたいポイント

先日、PORTERのTANKERシリーズをオークションで購入しようとしたら、写真では状態が非常に分かりづらいことに気づきました(黒い生地は光の当て方で見え方が全然変わる)。また、商品説明に書かれている「美品」「目立った汚れ傷なし」を本当に信じていいのかも分かりません・・・。

そこで今回は、僕が愛用しているPORTERのTANKERシリーズ(数回使用のものから5年以上使用しているものまで)を参考に、中古品の状態を見極めるポイントをまとめておこうと思います。

目次

中古品の状態を見極めるポイント

公式サイトにも記載されていますが、TANKERシリーズの金具部分はあえて色が剥げるような塗装になっています。特に、ショルダーストラップのナスカンやDカンは塗装が剥げやすいので、「塗装が剥げている = 使用回数が多い(状態が悪い)」という訳ではないので注意して下さい。

アメリカ空軍のフライトジャケット「MA-1」をモチーフにした大人気シリーズ。1983年の発表から四半世紀以上たつが、今なお愛され続ける永遠のスタンダードモデル。

シリーズ最大の特徴でもある「MA-1」をイメージして開発したオリジナル生地はナイロンツイル(表面)+ポリエステル綿(中間層)+ナイロンタフタ(裏面)という3層構造で、この生地はとても軽く、ボンディング素材の柔らかな感触と裏面の鮮やかなオレンジカラーが魅力です。

表面的なデザインだけではなく、細部にまでこだわって「MA-1」のディテールを取り入れているのもポイントです。生地の表面はブラック、セージグリーン、シルバーグレーですが、全て裏面は鮮やかなオレンジ色(レスキューオレンジと表現する方もいます)です。また、金具(ファスナーやホック、ナスカン)は使うにつれて経年変化が表れるように、あえて色が剥げるような塗装にしています。

PORTER TANKERシリーズ | 吉田カバン

ラベル(刺繍)

ラベルは丈夫な作りをしているので、数回&数年使用した程度ではほとんど劣化しません。

使用回数が数回のラベル(刺繍)

ラベルが汚れていたり、刺繍がほつれている様な場合は、かなり使用感があると思って下さい。

5年以上使用しているカバンのラベル(刺繍)

ラベルは一番分かりやすい判断材料ですから、必ず確認するようにして下さい。

ファスナー

ファスナーはメッキが剥げやすいのですが、数回&数ヵ月使用した程度ではほとんど劣化しません。

数回しか使用していないカバンのファスナー

メッキが剥がれている&変色している様な場合は、それなりに使用感があると思って下さい。

5年以上使用しているカバンのファスナー

ちなみに僕は、ファスナーが壊れたことは一度もありません。

Dカンとナスカン

Dカンとショルダーストラップのナスカンのグレー塗装は非常に剥げやすくなっています。

数回しか使用していないカバンのDカン

数回使用しただけでも塗装が剥げてしまうので、ショルダーストラップ未使用でもない限り、綺麗な状態を保つことはできません。Dカンとナスカンで状態を判断するのは困難です。

ホック

ホックはDカンやナスカンの様に金属同士が擦れ合うことはないので、どこかにぶつけたり等しない限り、塗装が剥げることはありません。僕はホック付きのカバンを2つ持っていますが、どちらもホックの塗装は綺麗なままです(ホック付きのポケットをあまり使わないのもありますが)。

数回しか使用していないカバンのホック

ホックが剥き出しになっているタイプと生地が被さっているタイプでも変わってきますが、ホックの塗装が剥げている場合は、それなりに使用感があると思って下さい。

表面

基本的に表面の汚れを写真で判断するのは困難です。特に黒はほとんど分かりません。

5年以上使用しているカバンの表面

表面は汚れよりも傷を確認することをおすすめします。

TANKERシリーズは作りがタフなので、ひっかけたり雑な扱いをしない限り目立つ傷がつくことはありません。目視でも分かる様な傷がついている場合は、それなりに使用感があると思って下さい。

裏面

TANKERシリーズは裏面がオレンジタイプのものがほとんどなので、汚れが目立ちます。また、使用感のあるものは全体的に黒ずんできますから、写真でも状態を判断しやすいと思います。

数回しか使用していないカバンの裏面

裏面を見れば、使用感だけでなく、どんな使われ方をしていたのかも大体分かります。

総合的に判断する

写真でも分かるぐらいラベルやファスナーが劣化している場合は、かなり使用感のある状態です。

また、僕は5年以上愛用していたカバンもありますが、縫い目がほつれたり、生地が破れたなんてことは一度もありません(ラベルを除く)。TANKERシリーズはそれぐらい丈夫にできています。ですから、目に見えて生地が傷んでいる様な場合は、お世辞にも状態が良いとは言えません。

ちなみに、下記は5年以上愛用していたウエストバッグです。

5年以上使用しているウエストバッグ

ラベルや表面の傷で使用感が分かると思いますが、それ以外は綺麗な状態を保っています。型崩れもしていないですし、使用回数の少ないカバンと比べてもほとんど変色していません。また、ベルトの部分は未だにほつれもありません。ラベルを除けば、美品といっても通じるかもしれません。

TANKERシリーズはぱっと見の写真で状態を判断しにくいので、最低限「ラベル」「ファスナー」「ナスカン&Dカン」「ホック」「表面」「裏面」は必ずチェックして下さい。

最後に

写真だけで状態を100%判断することはできませんが、状態を見極める判断材料にはなるので、気になる方は今回紹介したポイントをチェックしてみて下さい。

ちなみに、僕は商品説明に記載されている状態は、「新品未使用」以外はあまり信じていません。いくら「美品」「使用回数少なめ」と記載されていても、それは出品者の主観でしかないからです。

オークションを利用する時は、必ず商品説明と写真の両方で判断する様にしています。

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この記事を書いた人

2024年も気づいたら11月。今更だけど、情報を伝えるのにブログである必要はないのかもしれない。自分のルールで管理できるメリットを除けば、今はブログに拘るメリットは何もない。YouTubeやSNSを使った方が間違いなく多くの人に情報を伝えられる。また近々コアアップデートが予定されているみたいだけど、このままGoogle検索を頼りにブログ運営を続けてもアクセスや収益が伸びることはない気がする。いい加減新しく何か始めないといけないのかもしれない。

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