WordPress5.2で追加された機能「サイトヘルス」の使い方をまとめておきます。
サイトヘルス機能
管理画面のツール「サイトヘルス」から、サイトヘルスステータスを確認することができます。
また、問題の具体的な内容も確認できるので、改善に役立てることができます。
ちなみに、問題が全て解決されれば、「すばらしい!すべて問題なく動作中です。」と表示されます。
できるだけこの画面が表示されるようにサイトの問題を改善して下さい。
よくある問題と改善策
僕のサイトで実際に表示されたことのある問題と改善策をまとめておきます。
WordPressの更新が可能(〇〇)
管理画面の更新から、WordPressを最新バージョンに更新します。
但し、最新版が公開されたからといって、すぐに更新しなければいけない訳ではありません。
特に、メジャーアップデート(5.〇から6.〇になるような更新)の場合は、不具合が起こる可能性もあるので、不安な方はしばらく様子を見てから更新して下さい。非公式の有料テーマを使用されている方は、「WordPressのバージョン〇〇に対応しました」等のアナウンスがあってから更新した方が安心だと思います。
更新可能なプラグインがあります
管理画面の更新から、更新したいプラグインにチェックを入れて「プラグインを更新」をクリックします。
プラグインの更新は、プラグイン管理画面から個別にアップデートすることもできます。
アップデートで問題が起きた時は、プラグインを正常に動作していたバージョンにダウングレードして下さい(不具合が起きても大抵は次のアップデートで改善されることがほとんど)。

停止中のプラグインを削除してください
管理画面のプラグインから、停止中のプラグインの「削除」をクリックします。
セキュリティ向上のため、停止中のプラグインは削除しておくことをおすすめします。
デフォルトテーマを利用可能にしましょう
この警告は、デフォルトテーマを削除している時に表示されます。テーマ作者: WordPress.org | WordPress.orgのデフォルトテーマ(TwentyシリーズならどれでもOK)を1つ追加すれば解決されます。
管理画面の外観(テーマ)から、「新規追加」をクリックします。
検索ボックスに「Twenty」と入力して、表示されたデフォルトテーマを1つインストールします。
現在使っているテーマになにか問題が発生した際は、自動的にデフォルトテーマが使用されます。
更新可能なテーマがあります
管理画面の更新から、更新したいテーマにチェックを入れて「テーマを更新」をクリックします。
テーマの更新は、テーマ管理画面から個別にアップデートすることもできます。
仕様変更やバグの修正がほとんどですから、早めにアップデートすることをおすすめします。
停止中のテーマを削除してください
管理画面の外観(テーマ)から、停止中のテーマを選択します。
テーマの「削除」をクリックします。
セキュリティ向上のため、停止中のテーマは削除しておくことをおすすめします。
子テーマを使用している方は、親テーマとデフォルトテーマを削除しない様にだけ注意して下さい。
使用中のPHPバージョン〇〇は古すぎます
PHPのバージョンは、契約中のレンタルサーバーの管理画面から変更します。
WordPressの管理画面から変更することはできません。
ただ、既に更新が止まっている古いプラグイン等、互換性の問題で不具合が生じることもあるので、不具合が起きた時は一度PHPのバージョンを戻して、プラグインを疑ってみて下さい。

最後に
サイトヘルスは手軽に使えて便利な機能ですが、PHP7.3.14とCrayon Syntax Highlighterが原因でサイトに重大なエラー(トップページが表示されない&レイアウト崩れ)が起きていた時でも、診断結果は良好で「すばらしい!すべて問題なく動作中です。」と表示されていたので、過信は禁物です。
ステータスが良好だからといって、サイトに全く問題がない訳ではありません(あくまで参考程度)。
ただ、PHPバージョンの更新や停止中のプラグインの削除忘れ等、基本的な問題を教えてくれるので、定期的にチェックして、表示された問題は改善していくべきだと思います。

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