プラグインWidget Logicの設定と使い方をまとめておきます。
このプラグインを使うと、WordPressで使える条件分岐タグを利用して、指定したページでのみウィジェットを表示させたり、スマホ画面でのみウィジェットを非表示にすることができます。ページごと及びデバイスごとにウィジェットの表示・非表示を管理したい時に使うと便利です。
設定と使い方
プラグインを有効化すると、ウィジェットに専用項目「ウィジェットのロジック」が追加されます。
ここに条件分岐タグを入力してウィジェットの表示を制御します。
但し、クラシックウィジェット専用です。ブロックウィジェットには対応していません。
特定のページで表示
特定のページでのみウィジェットが表示されます(それ以外のページでは非表示)。
条件分岐タグ | |
---|---|
トップページ | is_front_page() |
投稿 | is_single() |
固定 | is_page() |
アーカイブ | is_archive() |
カテゴリーアーカイブ | is_category() |
タグアーカイブ | is_tag() |
日付アーカイブ | is_date() |
検索結果 | is_search() |
404 Not Found | is_404() |
プレビュー | is_preview() |
スマホ・タブレット | wp_is_mobile() |
※条件分岐タグの使用例
特定のページで非表示
条件分岐タグの先頭に「!」を付けると非表示になります。
条件分岐タグ | |
---|---|
トップページで非表示 | !is_front_page() |
プレビューで非表示 | !is_preview() |
スマホで非表示 | !wp_is_mobile() |
※条件分岐タグの使用例
指定したページで表示
ページを指定する時は、「ID」及び「スラッグ」を入力します(複数指定は「,」で区切って追加)。
条件分岐タグ | |
---|---|
投稿(スラッグ指定) | is_single( 'toyota' ) |
投稿(ID複数指定) | is_single( array( 1, 2, 3 ) ) |
固定ページ(ID指定) | is_page( '4' ) |
カテゴリーアーカイブ(ID指定) | is_category( '5' ) |
タグアーカイブ(スラッグ指定) | is_tag( 'eco' ) |
※条件分岐タグの使用例
特定カテゴリー及びタグに属する投稿で表示
ページを指定する時は、「ID」及び「スラッグ」を入力します(複数指定は「,」で区切って追加)。
条件分岐タグ | |
---|---|
特定カテゴリーに属する投稿(ID指定) | in_category( '5' ) |
特定カテゴリーに属する投稿(ID複数指定) | in_category( array( 5, 6, 7 ) ) |
特定タグに属する投稿(スラッグ指定) | has_tag( 'car' ) |
※条件分岐タグの使用例
複数の条件分岐の組み合わせ
複数の条件分岐を同時に指定する時は、「||」及び「&&」で追加します。
条件分岐タグ | |
---|---|
投稿または固定 | is_single() || is_page() |
アーカイブかつカテゴリアーカイブは除く | is_archive() && !is_category() |
※条件分岐タグの使用例
Widget Logic 設定
管理画面の外観「ウィジェット」の下部に追加された設定項目からは、読み込みロジックの変更と、ウィジェットに設定したデータをエクスポート・インポートすることができます。
初期設定で問題なく動作するので、変更する必要はありませんが(WordPress6.0.2で動作確認済み)、他のプラグインやテーマの影響で上手く動作しない時は、読み込みロジックを変更してみて下さい。
最後に
そこまで複雑な条件分岐タグを使うことはないと思いますが、カテゴリーごとに表示させるウィジェットを切り替えたり、プレビュー画面でウィジェット広告を非表示にしたい時に使うと便利です。
コメント