イメージセンサークリーニングキット「ペンタ棒」の使い方

α7R2のイメージセンサーの汚れチェックとクリーニング

PENTAXのイメージセンサークリーニングキット「ペンタ棒」の使い方をまとめておきます。

この記事では、僕が使っているSONYのα7R2のケースを紹介しています。メーカーや機種によっては操作方法が異る可能性もあるので、分からない時は説明書を参考にして下さい。

目次

イメージセンサーの汚れをチェック

まず最初に、イメージセンサーの汚れを確認します。

ソニー公式サイトにも解説が載っていますが、僕の経験上F11では写らない汚れもあるので、F値はレンズの最大にして、雲のない青空を撮影するのがおすすめです。角度を変えて数枚撮影します。

この際、ズームレンズを使っている方は、できるだけ望遠側で撮影すると、青空だけを切り取りやすくなります。また、雲が多かったり天気の悪い時は、室内でコピー用紙等を撮影して下さい。

数枚見比べて、同じ位置に黒い点の様なシミが写れば、イメージセンサーが汚れています。

イメージセンサーの汚れ

カメラの設定
撮影モード A(絞り優先)
ピント MF∞
ISO感度 100
F値 F22(レンズの最大値)
SS AUTO
WB AUTO
※F値の最大値はレンズによって異なります

Lightroomを使っている方は、RAWファイルで保存して「明瞭度を+100まで上げる&黒レベルを-100に近づける」とイメージセンサーの汚れがより分かりやすくなります。

Lightroomで「黒レベル」と「明瞭度」を調整

Lightroomで「黒レベル」と「明瞭度」を調整

また、スポット修正の「スポットを可視化」にチェックを入れると、大きな汚れをより目立たせることができます(白く表示されるのがイメージセンサーの汚れ)。

スポット修正「スポットを可視化」にチェックを入れる

スポット修正「スポットを可視化」にチェックを入れる

参考までに、左はそのまま、右はLightroomで「明瞭度+100&黒レベル-80」に調整した写真です。

[twentytwenty]
イメージセンサーの汚れ(無調整)
イメージセンサーの汚れ(明瞭度+100&黒レベル-80)
[/twentytwenty]

ブログサイズでも黒い点(イメージセンサーの汚れ)が大量に確認できます。

見たくない物を見てしまった気分になりますが、この汚れを放置すると、これから撮影する写真にも黒いシミが写り込んでしまう可能性があるので、イメージセンサーを掃除しなければいけません。

イメージセンサーのクリーニング

イメージセンサーのクリーニングは、「どこまで自分で清掃するのか?」が一番の問題です。

正直、僕にもどこまで自分で清掃するべきなのかは分かりませんが、カメラのクリーニングモードとブロアーぐらいは最低限自分で行って下さい。ただ、これより先はイメージセンサーに触れることになるので、不安な方はサービスセンターに持ち込むことをおすすめします。

参考:【お手入れ】イメージセンサーのクリーニング方法(Eマウント)| YouTube

ちなみに、ソニーストアのサービスセンターを利用すると、料金はベーシックコースで3,300円(税込)になります。αあんしんプログラムの加入者なら1,650円(税込)です。

クリーニングモード

最初はカメラの機能「クリーニングモード」を使います。

SONYのミラーレス機種なら、メニューのセットアップ一覧にあるはずです。

クリーニングモード

クリーニングモードを実行すると、ボディがブルブルと振動します(振動で汚れを落とす仕組み)。

但し、経験上このクリーニングモードだけで綺麗になったことはありません。

ブロアー

電源をOFFにして、ブロアーでマウント周りのホコリを飛ばしてからレンズを外します。

ブロアーでイメージセンサーの汚れを落とす

レンズを外したら、イメージセンサーにブロアーの風を吹き付けます。この際、マウント部をできるだけ下に向けて、イメージセンサーには絶対触れない様にして下さい。

目で見える様な大きなホコリなら、この方法で除去できるはずです。

ペンタ棒

ここから先は、ご自身の判断と自己責任でお願いします。

クリーニングモードやブロアーでも汚れが取れない時は、PENTAXのイメージセンサークリーニングキット(通称ペンタ棒)を使ってイメージセンサーの掃除を行います。

ペンタ棒

セット内容
  • クリーニングスティックx1
  • クリーニングシートx25枚
  • 使用説明書

使い方は、クリーニングスティックのスタンプ面を「クリーニングシートに押し当てる→イメージセンサーに軽く押し当てる」を繰り返すだけです(ウレタンゴムの粘着力でゴミを除去する仕組み)。

詳しい説明書も付属しているので、初めてでも問題なく使えるはずです。

ペンタ棒を使う時の注意

  • 最初に付属のクリーニングシートでスタンプ面の汚れを落とす
  • イメージセンサーに強く押し付けない(シャッター半押し程度の力)
  • イメージセンサーへ長時間接触させない(接触時間は一瞬で)
  • 押し当てた状態で引きずったりこすったりしない
  • スタンプ面は1回押し当てるごとにクリーニングシートで清掃する
  • クリーニングシートは同じ個所を繰り返し使用しない
  • 高温多湿及び気温の低い場所での使用は避ける

ちなみに、「写真の汚れとイメージセンサーの汚れの位置は上下逆」になります。

例えば、写真の左上に移っている汚れは、イメージセンサー左下付近の汚れです。気になる汚れがある時は、その付近を重点的に掃除して下さい。

イメージセンサーの汚れの位置

僕の経験上、クリーニングモードやブロアーで完璧に汚れが取れたことはありませんが、ペンタ棒を使うと気になる汚れはほぼ全て取れています。ただ、僕は普段F22を使うことなんてほとんどないので、よく使うF11ぐらいで写らない汚れは、そこまで気にする必要はないのかもしれません。

最後に

レンズ交換をあまりしない僕でも、時々イメージセンサーの汚れが気になるので、最低でも2~3か月に1回ぐらいはイメージセンサーの汚れをチェックするべきだと思います。

ちなみに、僕はイメージセンサーの汚れに気づかないまま撮影に出かけて、全ての写真に黒いシミが写っていたなんて経験もあるので、購入してから一度もイメージセンサーの汚れをチェックしたことのない方は、この機会に確認してみることをおすすめします。

また、レンズを交換する時は、風下で行う。マウント部分を下に向ける。室内で行う。等、できるだけホコリが入らない様に交換することも大切だと思います。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • いつも細かく丁寧な記事作成、お疲れ様です。自身はカメクラでもブツ撮り特化のガチ系ですけど、細かいところをけっこう忘れてるので、再確認も含めてためになりました。

    ここ数年で表面が撥水あるいはそれに近い防汚コーティングされてるセンサーが急増してるようで、そういうモデルはブロアーのみで8割片付きます。私の場合、退治できなければエタノール清掃。汚れが落ちにくい旧型コーティングのニコンDfだと8~9割エタノール清掃で、一度の作業に数分~30分、防汚センサーのニコンZ6はほぼブロアーだけで終わり、確認含めても数分。エタノール使用は4~5回に1回くらい。おかげでZ6の稼動率が9割を超えてます。

    ニコンはこういった地道な改良の事実をいつも一切宣伝しませんが、ソニーもキヤノンもペンタックスもオリンパスもパナソニックもメンテナンスに関しては改善しても宣伝しませんね。ユーザーがやって壊したら自己責任とか、クレーム入っても責任持てないとか、でも書いてたら弁償する責任が生じてしまうかもしれない――補償上、面倒な大人の事情があってテキスト化しない(できない)のかもしれません。

    • あさひわさんのサイトの更新はいつも楽しみにしています(毎日覗いている)。

      フィギュアのレビューも大好きなのですが、カメラ機材の知識についても凄く勉強させてもらっています。と言っても、僕には分からないことが多く、カメラの知識がついた1年後、2年後に、ようやくあさひわさんが1年前に書いた記事を理解できる。そんな感じです。あさひわさんの知識には感服します。

      ちなみに、僕は自分の体験したことや調べたことを備忘録としてまとめているだけなので(カメラの知識があまりない)、半分は自分のために記事を書いています。誰かの役に立てばもっとうれしいのですが。

      イメージセンサーの清掃につていは、未だにどこまで自分でやるべきなのか迷っています。今はペンタ棒でなんとかなっていますが、そのうち取れない汚れが出てきそうで。最近はほとんどレンズ交換していないし、レンズ交換の時はかなり気を使っているはずなのに汚れがついていることがあるので結構厄介だったりします。

      一度はサービスセンターに持ち込むつもりですが、頻繁に起こる様なら自分で清掃することも考えた方がいいのかもしれません。それはその時考えようと思います。

      最後に、これからも更新楽しみにしているのでがんばって下さい。楽しみにしています!

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