同期パターンの使い方:登録したコンテンツを複数の記事で使いまわす

同期パターンの使い方:複数の記事で同じコンテンツを使いまわす

WordPressの記事で同期パターン(再利用ブロック)を使う方法をまとめています。

WordPress6.3から、再利用ブロックは「同期パターン」に名称が変更されました(使い方は同じ)。

目次

同期パターンとは?

同期パターンは、投稿や固定ページをまたいで同じコンテンツを再利用できる機能です。

例えば、10記事に同じ内容のブロックを挿入した場合、内容を変更した際に10記事の修正が必要になりますが、同期パターンを使えば、同期パターン1つを編集するだけで、全ての記事に変更が反映されます。

また、編集を加えること前提のテンプレート(非同期パターン)として登録することもできるので、同期パターンを上手く使えば、記事を書く時間と編集の手間を大幅に節約することができます。

記事で繰り返し使うコンテンツやテンプレートを作成したい時に使うと便利です。

再利用ブロック - WordPress

同期パターンの使い方

同期パターンと非同期パターンの使い方にだけ注意して下さい。

ポイント
  • 使いまわしたいコンテンツは同期パターン
  • テンプレート(雛形)として使いたいコンテンツは非同期パターン
  • 同期パターンは切り離して非同期パターンと同じ使い方もできる

同期パターンの新規追加(登録)

登録したいブロック(範囲)を選択して、オプションから「パターンを作成」をクリックします。

ツールバーオプションから「パターンを作成」をクリック

任意の名前を入力して、「生成」をクリックします。

任意の名前を入力して「生成」をクリック
同期使いまわしたいコンテンツ
非同期呼び出した後に編集を加えたいコンテンツ(テンプレート)
※同期と非同期は後から変更できません

これで同期パターンの登録は完了です(複数ブロックをまとめて登録することもできる)。

同期と非同期は後から変更できません。同期パターンは、パターンを切り離して非同期パターンとして使えますが、非同期パターンを同期パターンとして使うことはできないので注意して下さい。使いまわしたいコンテンツは「同期」、テンプレート(雛形)として使いたいコンテンツは「非同期」が基本です。

同期パターンの呼び出し

記事編集画面の「マイパターン」から、登録した同期パターンを呼び出します(/同期パターンの名前)。

非同期パターン

この際、呼び出した同期パターンをそのまま編集すると、他で呼び出している同期パターンにも変更が反映される点にだけ注意して下さい。個別に編集を加えたい時は、パターンを切り離す必要があります。

非同期パターンは、全て通常ブロックで挿入されるので、そのまま編集ができます。

同期パターンの切り離し(解除)

同期パターンは、パターンを切り離して編集もできます(非同期パターンと同じ使い方)。

通常ブロックとして編集したい時は、呼び出した同期パターンを選択して、ツールバーオプションのアイコン及びメニューから「パターンを切り離す」を選択して下さい(切り離すと紫色の枠が外れる)。

パターンを切り離す

パターンを切り離した後は、自由に編集できます(同期パターンには影響しない)。

間違って同期パターンを編集してしまった時は、記事を保存する時に表示される「パターン」のチェックを外して更新する及び一度キャンセルして同期パターンを切り離してから記事を更新して下さい。

同期パターンの更新

記事公開&保存時にパターンの確認画面が表示された時は要確認です。

同期パターンの編集と管理

同期パターンと非同期パターンは、管理画面から新規追加と編集ができます。

URLで管理画面にアクセスする

下記URLにアクセスすると、同期パターン管理画面にアクセスできます。

同期パターン管理画面のURL

https://ドメイン/wp-admin/edit.php?post_type=wp_block

同期パターンの編集と管理

編集画面から管理画面を開く

記事編集画面右上のオプションから、「パターンの管理」をクリックすると管理画面が表示されます。

パターンの管理

中には、最初から管理画面に同期パターンのメニューが追加されているテーマもありますし、PHPファイルを編集して管理画面のメニューに追加することもできます。

再利用ブロック管理ページを管理メニュー項目に追加する【WordPress】 | ウェブ倉庫

インポートとエクスポート

同期パターンは、JSON形式のファイルでインポートとエクスポートができます。

他のサイトに同期パターンをコピーして使いたい時は、管理画面から対象のパターンを選択して「JSON 形式でエクスポート」をクリックします(.json形式のファイルがダウンロードされる)。

同期パターンデータのエクスポート

JSONからインポートをクリックして、ダウンロードしたファイルをインポートします。

同期パターンデータのインポート

使う機会は少ないと思いますが、複数サイトを運営されている方は知っておくと便利な機能です。

最後に

ブロックエディターで記事を編集する時は、必須といってもいいぐらい便利な機能です。

少し複雑に見えますが、「同期パターンを編集すると全ての同期パターンに変更が反映される」「個別に編集を加えたいテンプレートとして使いたい時は非同期に登録する」「同期パターンを個別に編集したい時は同期パターンを解除して編集する」の3点にだけ注意すれば、簡単に使いこなすことができるはずです。

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この記事を書いた人

2024年も気づいたら11月。今更だけど、情報を伝えるのにブログである必要はないのかもしれない。自分のルールで管理できるメリットを除けば、今はブログに拘るメリットは何もない。YouTubeやSNSを使った方が間違いなく多くの人に情報を伝えられる。また近々コアアップデートが予定されているみたいだけど、このままGoogle検索を頼りにブログ運営を続けてもアクセスや収益が伸びることはない気がする。いい加減新しく何か始めないといけないのかもしれない。

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