僕が使っているフィギュア撮影用の背景紙は、購入してから5年以上経過しているものもあったので(劣化していてもおかしくない!?)、新しく同じものを購入して比較してみた結果をまとめておきます。
背景紙の劣化
写真は全て左が古い背景紙、右が新品の背景紙です。
レザック(ダークグレイ)は、ぱっと見で分かるぐらい変色していました。
レザック(こん)は、古い方が若干黄ばんでいる様な気もしますが、思ったより劣化していない印象です。
アトモス(ブラック)は、「これ同じ色だっけ!?」と疑ってしまうぐらい変色していました。
さすがに5年以上保存されている方は少ないと思いますが、数年同じ背景紙を使っている方で、「背景紙の色味が昔と違うかも!?」「背景紙が黄ばんでるかも!?」と感じた時は、背景紙の劣化を疑ってみて下さい。
特に、白を基調としているアトモスは劣化が目立ちやすい気がします。
実際にフィギュアを撮影してみる
同じライティングかつColorChecker Passportで色味とホワイトバランスを調整した写真で比較してみます。
レザック(ダークグレイ)
下記は5年前に購入したレザック(ダークグレイ)で撮影した写真です。
下記は新品のレザック(ダークグレイ)で撮影した写真です。
気になるレベルで古いレザック(ダークグレイ)の背景が黄ばんで見えます。
ここまで背景の色味が変わってしまうと、レタッチで色温度を下げて背景の黄ばみを取りたくなるのですが、被写体にも影響が出てしまうのでおすすめはしません。個人的には買い替え推奨です。
レザック(こん)
下記は5年前に購入したレザック(こん)で撮影した写真です。
下記は新品のレザック(こん)で撮影した写真です。
ほとんど違いが分かりません。同じレザックでも色によって劣化具合は異なる様です。
アトモス(ブラック)
下記は5年前に購入したアトモス(ブラック)で撮影した写真です。
下記は新品のアトモス(ブラック)で撮影した写真です。
黄ばんでいると言うより変色しているといった感じです。
使えないことはないのですが、色味が変わっているので、気になる方は買い替え推奨です。
最後に
当然かもしれませんが、背景紙は紙なので時間が経てば劣化します。
紙質(種類)、色、保存方法によっても劣化具合は異なると思いますが、2~3年同じものを使用しているかつ少し色味が気になっている方は、一度背景紙の劣化を疑ってみて下さい。原因は背景紙かもしれません。
また、保存する時は日の当たらない場所で大事に保管して下さい。
ちなみに、今回同じものを購入する際に学んだことなのですが、背景紙を複数持っている方は、背景紙の裏面に「購入日」と「色」を記載しておくことをおすすめします。レザックやアトモスは類似色が多いので、同じ色を購入したい時や買い替え時の目安にもなるので便利です。
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