フィギュア撮影におすすめ!正確な色を再現できる「X-rite ColorChecker Passport」

フィギュア撮影におすすめ!正確な色を再現できる「X-rite ColorChecker Passport」の効果と使い方

X-rite ColorChecker Passportは、「正確な色の再現」と「ホワイトバランスの調整」ができるカラーマネジメントツールです。少し高価な機材ですが、色に関する悩みが劇的に改善さます。

ホワイトバランスを調整したのに「写真の色が実物の色と違う」と悩んでいる方や、レタッチで色調整に時間をかけている方にお勧めです。

ColorChecker Passportについて

対応しているソフトウェアは、「Adobe Photoshop Raw Plug-in」「Adobe Photoshop Lightroom」「Black Magic Design社製 DaVinci Resolve 12」です。

X-rite ColorChecker Passportの使い方

導入手順
  1. 付属のCDからソフトウェアをインストール
  2. 本番カットと同じ環境下でX-rite ColorChecker Passportを撮影(RAWファイルで保存)
  3. 対応の現像ソフトでDNGプロファイルを作成
  4. 現像ソフトを再起動
  5. 作成したプロファイルを選択
  6. ホワイトバランスを調整
  7. 本番カットに設定をコピー

Lightroomで実際に使ってみる

ColorChecker Passportを撮影したRAWファイルを開き、右クリックから「書き出し」を選択します。

DNG書き出し
ColorChecker Passportの角度が悪い等、上手く作成できない時は、「DNGに書き出し」を選択し、付属の「ColorChecker Passportツール」でプロファイルを作成して下さい。細かい位置の調整ができるので、こちらの方法ならプロファイルを作成できることがあります。

書き出し先に「X-Riteプリセット」を選択し、識別できる様にDNGプロファイル名を入力して書き出しをクリックします(名前は自由に決めてOKです)。

X-Riteプリセット

プロファイルを正常に作成できたら、Lightroomを再起動させます(再起動しないとプロファイルが追加されません)。この際、白とびや黒つぶれがひどい場合は作成に失敗します。

Lightroomを再起動

カメラキャリブレーションに追加されたプロファイルを選択して完了です。

プロファイルの変更

ホワイトバランスの調整は必ずプロファイルを変更した後に行って下さい。

Lightroom 6は買い切り方式(永続ライセンス)、Lightroom CCは月額課金(サブスクリプションライセンス)です。Lightroom CCでしか使えない機能もあります。

ColorChecker Passportの効果を比較

LightroomにRAWファイルを取り込むと、カメラの画像仕上げ機能による味付けを無視した標準的なプロファイル「Adobe Standard」が適用されています。この設定では、撮影時のカメラの設定「プロファイル(ピクチャーコントロール)」の影響を受けません。

カメラの画像仕上げ機能に近い味付けが必要な場合は、カメラプロファイル「Camera Standard」「Camera Neutral」等に変更して下さい。

Camera StandardとColorChecker Passportの比較

左は「Camera Standard」、右は「ColorChecker Passport」で作成したプロファイルを適用した写真です。どちらも他の調整は全く同じです。

僕には説明できるだけの知識がなくて申し訳ないのですが、僕が使っているNikon D5300の場合、カメラプロファイル「Camera Standard」でホワイトバランスを調整すると若干黄色が被ります。また、僕の撮影環境では赤色の発色にかなり差が出ています。

ニコンの黄色についてはAsahiwa.jpさんの記事が参考になると思います。

Adobe StandardとColorChecker Passportの比較

左は「Adobe Standard」、右は「ColorChecker Passport」で作成したプロファイルを適用した写真です。どちらも他の調整は全く同じです。

先程の様な黄色被りはありませんが、やはり赤色の発色に差が出ています。

もし「ColorChecker Passport」でプロファイルを作成しないのであれば、カメラプロファイルよりも「Adobe Standard」の方がレタッチには向いている気がします。

Adobe StandardとColorChecker Passportの比較

先程同様、左は「Adobe Standard」、右は「ColorChecker Passport」で作成したプロファイルを適用した写真です。どちらも他の調整は全く同じです。

ぱっと見あまり違いが分からないかもしれませんが、ドレスの青や紫の発色に差が出ています。

最後に

僕の撮影環境では、「ColorChecker Passport」を使うと全体的に発色が良くなります。使い方も簡単で、グレーカードを使ってホワイトバランスを調整する手間とほとんど変わりません。

撮影時の「カメラ」「レンズ」「照明」「環境」にも影響するので、人によって実感できる効果には多少差が出ると思いますが、恐らく一度使ったら手放せなくなると思います。

レタッチ時間の短縮にもなるので、RAW現像されている方にはおすすめのツールです。

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