【フィギュア撮影】正確な色を再現する「ColorChecker Passport」の効果と使い方

フィギュア撮影におすすめ!正確な色を再現できる「X-rite ColorChecker Passport」の効果と使い方

正確な色の再現とホワイトバランスの調整ができるカラーマネジメントツール「ColorChecker Passport」の使い方と効果をまとめています(現在は取り扱いがX-riteからcalibriteに変更されました)。

目次

ColorChecker Passportの使い方

本番カットと同じ環境下でColorChecker Passportを撮影する
使い方
  • 付属のCDからソフトウェアをインストールする
  • 本番カットと同じ環境下でColorChecker Passportを撮影する(RAWファイルで保存)
  • 対応の現像ソフトでDNGプロファイルを作成する
  • 現像ソフトを再起動する
  • 作成したプロファイルを選択する
  • ホワイトバランスを調整する
  • 本番カットに設定をコピーする

エックスライト・カラーチェッカーパスポート簡単使い方ビデオ | YouTube

RAW現像でホワイトバランスを調整する手間とほとんど変わりませんが、対応している現像ソフト(Lightroom、Photoshop、CaptureOne、Canon DPP)が限られている点にだけ注意して下さい。

Lightroomの場合は、書き出しから「ColorChecker Camera Calibration」を選択します。

DNGで書き出し

任意のDNGプロファイル名を入力して、「保存」をクリックします(作成に少し時間がかかる)。

DNGプロファイル名を決める

Lightroomを再起動して、追加されたプロファイルを選択します。

プロファイルを変更

反射率50%グレーの部分でホワイトバランスを調整します(裏面の反射率50%グレーを使ってもOK)。

18%グレーでホワイトバランスを調整

後は、本番カットにプロファイルとホワイトバランスの設定をコピペするだけです。

ColorChecker Passportの効果比較

実際に撮影した写真で、カメラに最初から用意されているプロファイル(ソニーの場合はクリエイティブスタイル)とColorChecker Passportで作成したプロファイルでどれぐらい差が出るのかを比較してみました。

どちらもホワイトバランスは調整済みです。

Camera StandardとColorChecker Passportの比較

ColorChecker Passport
ColorChecker Passport
ColorChecker Passport
Camera Standard
Camera Standard

NeutralとColorChecker Passportの比較

ColorChecker Passport
ColorChecker Passport
ColorChecker Passport
Neutral
Neutral

LandscapeとColorChecker Passportの比較

ColorChecker Passport
ColorChecker Passport
ColorChecker Passport
Landscape
Landscape

VividとColorChecker Passportの比較

ColorChecker Passport
ColorChecker Passport
ColorChecker Passport
Vivid
Vivid
Scofield

僕の撮影環境では、ColorChecker Passportを使うと全体的に発色が良くなります。彩度を上げすぎた時の様な不自然さもなく、ほぼイメージ通りの色が出てくれます。

最後に

少し高価な機材ですが、ColorChecker Passportを使えば色調整での悩みが劇的に改善されます。

カメラのプロファイルではイメージした色が出ない。ホワイトバランスをグレーカードで調整しているのに色味が気になる。色調整に時間をかけている。正確な色を再現したい。そんな方には必須のツールです。

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この記事を書いた人

2024年も気づいたら11月。今更だけど、情報を伝えるのにブログである必要はないのかもしれない。自分のルールで管理できるメリットを除けば、今はブログに拘るメリットは何もない。YouTubeやSNSを使った方が間違いなく多くの人に情報を伝えられる。また近々コアアップデートが予定されているみたいだけど、このままGoogle検索を頼りにブログ運営を続けてもアクセスや収益が伸びることはない気がする。いい加減新しく何か始めないといけないのかもしれない。

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