介護保険を利用して、トイレにウォシュレットを付ける方法をまとめています。
介護保険が適用されるケース
介護保険を利用してウォシュレットをつける方法は2つあります。
- ウォシュレット機能付き補高便座の購入(福祉用具の購入)
- 和式便器からウォシュレット機能付きの洋式便器へ取り替え(住宅改修)
介護保険が適用される福祉用具の購入や住宅改修で、ウォシュレット機能付きの商品を選ぶのがポイントです。
例えば、便座に腰かける&立ち上がる際の膝への負担を減らすために、洋式便器に補高便座を取り付けるケースや和式便器から洋式便器に取り替えるケースでこの方法が使えます。
但し、「洋式便器にウォシュレット機能だけを取り付ける」及び「洋式便器をウォシュレット付きの洋式便器に取り替える」ケースでは介護保険が適用されないので注意して下さい。
また、各自治体によっても判断基準は異なるので、介護保険を利用してトイレにウォシュレットを付けたい時は、事前に必ずケアマネジャーに相談して下さい。
当然ですが、補高便座を取り付けるまたは和式から洋式に取り換える必要がある場合に限ります。
ウォシュレット付きの補高便座の価格
ウォシュレット付きの補高便座は少し高額です。
父が購入したウォシュレット付き補高便座は、93,485円でした(自己負担はこの1割)。他の福祉用具の購入費も含めて、年間限度額10万円を超えた場合は、超えた分が全て自己負担になるので注意して下さい。
取り付けの際に電気や水道の工事が必要になった場合も自己負担です。
また、和式を洋式へ取り替える工事にかかる費用も高額です。介護保険で賄える住宅改修の上限20万円を超える可能性もあるので、事前に福祉用具相談員に見積もりを立ててもらって検討して下さい。
最後に
洋式便器にウォシュレットを付けたい方は、ウォシュレット機能付きの補高便座を購入して下さい。少し高額ですが、介護保険を利用できるので自己負担は1割です(一定以上の所得がある方は2割)。
中には取り付けできない便器もありますが、父の家(築27年)の洋式便器にも取り付けることができたので、大抵の便器には取り付け可能なはずです。
コメント
コメント一覧 (2件)
ウォシュレットを付けたいがために介護保険を使うのは感心しない
我々の保険料を無駄遣いさせるな
介護保険を悪用するつもりはないのですが、誤解させてしまったのでしたら申し訳ありません。
ただ、介護保険を利用した「福祉用具購入」と「住宅改修」を利用する時は、市区町村への申請が必要で、認められた上で購入費の払い戻しを受けています。
僕の父のケースでは、脳梗塞で左下半身麻痺の後遺症が残ったため、トイレで腰を掛ける際も手すりが必要で、足腰の負担が軽減される補高便座はありがたいですし、健常者の様にバランスをしっかり保つことができないため、綺麗にお尻を拭くことができなくなったので、ウォシュレットにも感謝しています。
介護認定を受けている高齢者なら尚更、ウォシュレットが必要な方も多いのではないでしょうか?