フィギュアの写真に写ったホコリを現像ソフト「Lightroom」を使って消す方法をまとめています。
Lightroomのスポット修正
スポット修正を使う前に
Lightroomの「スポット修正」ツールを使えば、修正した箇所が分からないぐらい綺麗にホコリを消せます。
但し、ある程度ルールを決めて作業しないと、どこまで修正していいのか分からなくなるので注意して下さい。
僕の場合は、「撮影中についたホコリや汚れ」「個体差と判断した塗装はねや傷(目立つもの)」は消していますが、最初からあるもの(パーティングライン等)は消さない様にしています。また、掲載する画像が小さければ、目立たない汚れやホコリもありますから、必要以上に修正する必要はありません。
スポット修正を使うタイミング
特に決まりはありませんが、僕はレタッチの最終工程(JPEGで書き出す前)にスポット修正を使っています。基本補正やトリミング等、全ての調整を終わらせてから、気になる箇所をピックアップします。
例えば、今回なら下記の写真で気になる部分にスポット修正をあててやります。
等倍表示にすれば、もっと目立つホコリや汚れはありますが、掲載する大きさで気にならなければ修正する必要はありません。当たり前ですが、画像が大きいほどホコリや汚れは目立ちます。
スポット修正を追加
編集ツールの「スポット修正」を選択して、修正したい箇所をクリック及びドラッグしながらなぞって指定します。後は、自動でサンプル領域と置き換えられます(違和感がある場合はサンプル領域を変更可能)。
修正箇所が小さくて分かりづらい時は、ナビゲーターの「1:1(等倍表示)」を選択すると見やすくなります。
ブラシ | 修復 |
---|---|
サイズ | 63 |
ぼかし | 0 |
不透明度 | 100 |
設定は特に変更する必要はありませんが、周りと上手くなじまない時は「ぼかし」の値を上げて下さい。
後は気になる部分を、同じ様に修正してあげるだけです。
スポット修正前とスポット修正後の写真を比較
左は修正前の写真、右は修正後の写真です。
所要時間は1~2分です。
フィギュア撮影のホコリ対策
僕がやっていることは3つです。
- 撮影前にエアダスターでフィギュアのホコリを飛ばす
- 撮影中はゴム手袋を着けてフィギュアにホコリや汚れが付かない様にする
- 撮影後に現像ソフトを使ってホコリを消す
撮影前に必ずフィギュアを掃除します(ついでに部屋も掃除してから)。
この際、ブロアーやブラシを使っている方もいると思いますが、僕のおすすめは断然エアダスターです。一瞬で目に見えるホコリをほぼ全て飛ばすことができます。騙されたと思って一度使ってみて下さい。
レビューサイトを運営されている方なら、できるだけ開封後すぐに撮影するのもおすすめです。
撮影中は使い捨てのゴム手袋を着けています。
フィギュア撮影では、肉眼では気にならない汚れや指紋までしっかり写ってしまうので、直接手で触れるのは厳禁です。特に、黒系のパーツや台座は指紋が目立つので注意して下さい。また、ゴム手袋を使う時は、必ずパウダーフリーを選択して下さい。パウダー付きは、逆にフィギュアを汚してしまう可能性があります。
撮影後は現像ソフトを使ってホコリを消します。
どんなに対策しようが、写ってしまうものは写ってしまいますから、最後はレタッチでホコリを消します。当然ですが、撮影前と撮影中に対策することで、この作業はぐんと楽になります。
最後に
正直自己満足だと思いますが、それでも僕はホコリの写っていない写真の方が好きです。
レタッチでホコリを消す作業はそれほど難しい訳ではないですし、時間もかからないので、気になる方はLightroomの「スポット修正」ツールを使ってみて下さい。
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