RAPのボタンを交換したので、ボタンの購入先と交換方法をまとめておきます。
公式サイトの保障と修理について
ボタンを交換する前に、公式サイトの保障と修理について確認して下さい。
保障規定
HORIの保障規定には、消耗品の交換は有償になると記載されています。
初期不良かつ購入してから3ヶ月以内の場合は、修理も送料も無料なので、公式サイトから問い合わせて下さい。購入して3ヶ月以上経過している又は使用している間にボタンが劣化した場合は、「公式に有償修理を依頼する」及び「自分でボタンを購入して交換する」かを選ばなくてはいけません。
ボタン交換料金
RAPの場合、有償でボタンを交換した際の料金は1,200円~です。
1,200円はボタン1個の交換料金で、2個目からは+200円となります。ボタン1個200円、工賃1,000円だと思って下さい。これに往復送料を含めると、ボタン8個交換で4,000円前後になります。
少しでも安く済ませたい、すぐに修理して使いたい方は、ボタンを購入して自分で交換して下さい。
自分でボタンを交換する方法
ボタンの購入
楽天市場でゲームセンターと同じ三和電子のボタンを購入できます。基本は「OBSF-30」の30φサイズ、スタートボタンは「OBSF-24」の24φサイズになります。三和電子の直営店で購入して下さい。
静音ボタン「OBSFE-30-」も販売されていますが、4個セット販売のみです。
また、通常ボタンは1個209円ですが、静音ボタンは1個330円します(送料は別途かかるのでボタン1個の単価は若干上がります)。静音ボタンの方が少し高くなっています。
通常ボタン | OBSF-30 |
---|---|
静音ボタン | OBSFE-30-(4個セット) |
ちなみに、Amazonでも販売されているので(通常ボタンのみ)、購入する時は価格を比較して下さい。単品で購入するならAmazon、複数個なら楽天市場がお得です。
ボタンの交換
必要な物は「プラスドライバー」と「購入したボタン」だけです。

ボタンの交換に必要な物
僕が使っているRAPはPS3専用の古いタイプなので、WARNINGシールを剥がさないと底板を外せません。購入して1年以内の方は保障を受けられなくなるので自己責任でお願いします。
型番によって外し方が異なると思いますが、ネジを外して内部にアクセスできる様にして下さい。

WARNINGシールを剥がす
内部にアクセスできたら、ファスト端子を抜いてボタンを外していきます。
基板には配線と対応ボタンが記載されているので、最初に全て外してから、天板に記載されたボタンと同じ配線をつけることもできます。記載されていない場合は、一つずつ交換していきましょう。

基板
ファスト端子が上手く抜けない時は、画像の位置を摘んで、左右にずらしながら外します。強引に引っ張ると、折れたり、カバーだけ外れてしまうので慎重に外して下さい。

ファスト端子を外す
ファスト端子を外したら、ボタン横のツメを抑えながら、ボタンを天板側に外します(指が入らない時はドライバー等でツメを押し込むと楽)。

ツメを抑えながらボタンを天板側に外す
古いボタンを外したら、新しく購入したボタンのツメを抑えて、天板側からボタンを嵌めます。きっちり嵌らない時は、軽く叩いてやると綺麗に嵌ります。後は、ファスト端子を繋げて完了です(2つのファスト端子に区別はありません)。交換したいボタンの数だけ同じ作業を繰り返して下さい。
初めての方でも、20分ぐらいでボタンを交換できると思います。
ちなみに、静音ボタン8個交換するのにかかった費用は「2,808円(送料込)」でした。
最後に
久しぶりに家でゲームをやるためにRAPのボタンを交換したのですが、実は失敗してしまいました。
静音化したくて静音ボタン「OBSFS-30」を購入したのですが、違和感が半端ないです。ボタンが反応しにくいとかではないのですが、ゲームセンターでボタンを押した時の様な「パチパチカチカチ」って音がありません。静音ボタンでは「トントントストス」という感じです。
また、体感ではボタンの騒音が小さくなった気がするのですが、騒音測定アプリでは大して数値は変わりませんでした。ボタンの押下音は消せないからです。ボタンを押した時の爽快感もなくなってしまうので、どうしても静音化したい方以外は通常ボタンの購入をおすすめします。

2021年現在、静音ボタンの改良版が販売されています。型番も「OBSFS-30」⇒「OBSFE-30-」に変更されました。ボタンのキャップ部分の素材が従来のプラスチックからエラストマーに変更されています(ボタンのストロークとボタン押し込み時の感触は通常ボタン同等で静音化されている)。